顎関節症とは?原因や症状、治療方法について解説
- 2026年10月29日
- 未分類
食事や会話、あくびなど、私たちは日常の中で無意識に顎を動かしています。普段は気にすることの少ない顎ですが、痛みや違和感が生じると、食事や会話に不便を感じることがあります。
顎の不調には、関節だけでなく筋肉や歯にかかる力、生活習慣などさまざまな要素が関係します。ここでは、顎関節症の原因や症状、検査、治療方法について詳しく解説します。
顎関節症とは?
顎関節症とは、顎の関節や顎を動かす筋肉などに問題が生じ、痛みや口の開けにくさ、関節音などが現れる状態です。顎関節は耳の前あたりにあり、口を開けたり閉じたりする働きを支えています。
顎関節の内部には「関節円板」と呼ばれる組織があり、顎をスムーズに動かすためのクッションのような役割をしています。関節円板の位置や動きに変化が生じたり、周囲の筋肉に負担がかかったりすると、違和感や痛みにつながります。
顎関節症の主な症状とは?
顎関節症で多くみられるのが、顎の痛み、口の開けにくさ、口を動かしたときの音です。たとえば、硬いものを噛んだときに耳の前が痛む、大きく口を開けにくい、食事中に顎が疲れるといった症状があります。
また、口を開けたときに「カクッ」「コキッ」といった音がする場合もあります。ただし、顎周辺の痛みは親知らずや歯の炎症などでも起こるため、症状が続く場合は歯科医院で状態を確認することが大切です。
顎関節症の原因とは?
顎関節症は、1つの原因だけで発症するとは限りません。顎関節や筋肉への負担、歯に加わる力、生活習慣、精神的な緊張など複数の要因が重なることで症状につながると考えられています。
特に関係しやすいのが、歯ぎしりや食いしばりです。そのほかにも、頬杖をつく、片側ばかりで噛む、うつ伏せで寝るといった習慣が顎への負担につながることがあります。ストレスや緊張が続くことで、知らないうちに歯を強く噛みしめているケースもあります。
歯ぎしりや食いしばりとの関係は?
睡眠中の歯ぎしりは、自分では気づきにくいものです。朝起きたときに顎が疲れていたり、家族から歯ぎしりを指摘されたりして、初めて気づくこともあります。
また、日中に上下の歯を無意識に接触させ続ける「TCH」も顎への負担につながります。安静にしているときは、上下の歯がわずかに離れているのが自然な状態です。仕事やスマートフォンの操作に集中しているときなどに、歯を噛みしめていないか確認してみることも大切です。
顎関節症ではどのような検査をする?
顎の痛みや口の開けにくさがある場合は、まず症状がいつから続いているか、どのような動きで痛むかなどを確認します。その後、口をどの程度開けられるか、顎の動きに問題がないか、関節から音がしていないかなどを調べます。
必要に応じて、レントゲンや歯科用CTなどを使って顎の骨や歯の状態を確認する場合もあります。顎の痛みは、親知らずや歯の炎症など別の原因でも起こるため、口の中全体を確認しながら原因を探していきます。
顎関節症の治療方法は?
顎関節症の治療では、顎にかかっている負担を減らすことが基本となります。痛みが強い時期には、硬い食べ物を避けたり、大きく口を開ける動きを控えたりして、顎を休ませることがあります。
歯ぎしりや食いしばりが関係している場合には、その状態を確認しながら顎への負担を減らしていきます。また、症状に応じて薬を使用するなど、顎の状態や原因を確認しながら治療方法を選んでいきます。
日常生活で意識したいことは?
顎関節症では、日常生活の癖を見直すことも大切です。頬杖やうつ伏せ寝、片側だけで噛む習慣などがある場合には、顎への負担が偏らないよう意識してみましょう。
また、パソコン作業やスマートフォンを使用しているときに食いしばっていないか確認し、気づいたら上下の歯を離して顎の力を抜くこともポイントです。症状がある間は無理に大きく口を開けないようにしてください。
顎の違和感が続くときはどうする?
顎関節症は、痛みの程度や症状の出方に個人差があります。音がするだけで生活に支障がない場合もあれば、口が開きにくくなり、食事に影響する場合もあります。顎の痛みが続いている、口を開けにくい、食事のたびに違和感があるといった場合は、無理に我慢せず歯科・口腔外科へご相談ください。
井関デンタルオフィスでは、顎関節の症状に加え、口腔粘膜の腫れや変色、潰瘍などについても確認し、状態に応じた診断や治療につなげています。長引く口内炎や舌の痛み、味覚異常、口の渇きなども相談できます。顎や口の中に気になる変化がある場合は、早めの受診をご検討ください。
顎関節症についてよくある質問
Q.顎関節症は自然に治ることがありますか?
A.軽い症状であれば、顎への負担を減らすことで改善する場合があります。ただし、痛みや口の開けにくさが続く場合は、歯科・口腔外科で状態を確認してもらいましょう。
Q.顎から音がするだけでも受診した方がよいですか?
A.音がするだけで痛みや開けにくさがなければ、すぐに治療が必要とは限りません。ただし、音が強くなったり、痛みや口の開けにくさが出てきたりした場合は、歯科・口腔外科へご相談ください。
Q.顎関節症ではマウスピースを使いますか?
A.歯ぎしりや食いしばりが関係している場合は、症状に応じてマウスピースを使用することがあります。顎や歯の状態を確認しながら、必要に応じて治療方法を検討します。

